【ライター募集】主婦・学生・ブログ運営に興味のある方歓迎します。ボタン

【仮想通貨】『ビットコイン(BTC)』と『イーサリアム(ETH)』の違いとは?

  • URLをコピーしました!

現在、数千種類以上ある仮想通貨の中で時価総額ランキング1位に位置する『ビットコイン』。その認知度も非常に高く『仮想通貨=ビットコイン』というイメージも持たれている方は多いでしょう。

一方で、それを追うように2位に存在している『イーサリアム』という仮想通貨があることをご存知でしょうか?

同じ仮想通貨であっても、通貨によって特徴やそれぞれに違いはあります。本記事では、人気の仮想通貨である『ビットコイン』と『イーサリアム』の違いについて初心者向けに解説します。

目次

『ビットコイン(BTC)』と『イーサリアム(ETH)』の役割

そもそも『ビットコイン』と『イーサリアム』とでは、それぞれで誕生した目的に違いがあります。

『ビットコイン』は、私たちが普段使用している紙幣や硬貨と同じように、決済システムとして世界中である種『通貨』として使われることが目的であり役割といえます。

一方で、『イーサリアム』は分散型アプリケーションを作成するための『プラットフォーム』として誕生しました。

なお、仮想通貨として『イーサリアム』と呼ぶ方が多いのですが、実を言うとこのプラットフォーム上で使われる仮想通貨としての本来の名称は『Ether』(イーサ)です。(記事内では便宜上、『イーサリアム』と記述をさせていただきます。)

イーサリアムは、そのプラットフォーム上のブロックチェーンを利用して何か価値を生み出すことが目的であり(アプリケーションやゲームなど)、その価値が仮想通貨としての『イーサリアム』の価値にもつながってきます。

『ビットコイン(BTC)』と『イーサリアム(ETH)』技術的観点での比較

次に『ビットコイン』と『イーサリアム』を、使われている技術の側面から比較していきます。

技術的に共通する点

ビットコイン、イーサリアムの技術的共通点は、どちらも『ブロックチェーン』技術を用いているという点です。

ブロックチェーン技術とは、『分散型台帳技術』とも言います。ブロックに取引情報が書き込まれ、それぞれ次のブロックへのリンクを持ち合わせておりチェーンのように取引が時系列に連なっています。そして、このデータベースは、P2Pネットワークというそのネットワーク上にいる端末同士が自律的にそのデータを管理しています。

この技術により、どちらも中央の管理者を必要としない『非中央集権』の仕組みが実現可能となっています。

技術的に相違する点

ビットコインとイーサリアムには、主に下記の4つの技術的相違があります。

【1.ブロックチェーンに書き込める情報】


『ビットコイン』と『イーサリアム』、その最大の相違点はブロックチェーンに書き込むことのできる情報の差です。

『ビットコイン』のブロックチェーンには「誰が誰にいつ何BTC送った」というような簡単な取引の記録のみが書き込まれます。一方、イーサリアムのブロックチェーンには、上記のような取引の記録に加えて、様々な文字情報やプログラムを書き込むことができるようになっています。

例えば、「1という条件が満たされた場合、2を実行する」といったようなプログラムを組むことが可能です。

これによってイーサリアムのブロックチェーン上にアプリケーションを作ることが可能となってます。いわばプラットフォームとしての役割を担うことができるのです。

【2.ブロックの生成スピード】

ブロックチェーンのブロックが新たに生成される間隔は、ビットコインでは『約10分』、イーサリアムでは『約15秒』となっています。

このブロック生成時間の差は、取引や処理の承認速度に関係しています。

しかし、ブロックの生成スピードというのは一概に早ければ早いほど良い、ということは断言できず、生成スピードが早ければ、取引の承認速度は速くなるものの、その分セキュリティーも低くなってしまうことになります。

【3.マイニング方式】

ビットコインもイーサリアムも、現時点ではどちらもマイニングを「プルーフオブワーク(PoW)」という方式を採用していますが、イーサリアムでは今後「プルーフオブステーク(PoS)」という方式への変更が予定されます。

ここでは、詳細な説明は省きますが、この変更により、現在よりも効率的なマイニングが行えるようになると言われています。

【4.通貨の発行上限】

『ビットコイン』の発行上限は2,100万BTCであり、その発行が終わればそれ以上ビットコインが新規に発行されることはありません。

一方で、『イーサリアム』の場合、発行上限というものは現在のところ明確に決められておらず、すでに9,500万ETHが発行されていますが、今後もさらに発行されていく見込みです。

『ビットコイン(BTC)』『イーサリアム(ETH)』で何が実現可能なのか?

ビットコイン、イーサリアムの役割、技術的な共通点や違いについて解説してきましたが、いまいち違いがわからない部分も多いと思います。

下記でそういった部分を補完する為、ビットコイン、イーサリアムを使うと、実際にどんなことが実現可能になるのかを解説していきます。

『ビットコイン』を使うと何ができるようになるのか?

ビットコインは「世界中の誰とでも国境や時間の制限なく使える通貨」です。

ビットコインを使うことによって、従来の銀行のような機関を介すことなく、個人間でも直接価値の取引をすることができるようになるのです。

これにより、国や通貨に依存しない経済圏を作り出すことが可能になり、個人間でのお金のやり取りがやりやすくなることによって、日常生活が便利になります。

『イーサリアム』を使うと何ができるようになるのか?

イーサリアムでは、ブロックチェーンを使った非中央集権型プラットホームの形成が行えます。

「取引」と「実行」は現行のコンピュータを使ってでも簡単に行うことができますが、その「証明」となるとまた変わってきます。なぜなら、データの偽造、改ざんが行われる可能性がある為です。

今まではこの「証明」を行うために多くの時間とお金を投入していましたが、イーサリアムのブロックチェーン上で「取引」と「実行」を行うことで、ブロックチェーンのデータの偽造、改ざんが不可能という性質から、「証明」もあわせて行うことができるようになるのです。

これにより、従来のアプリケーションシステムと比べて、多くの時間とお金の節約が可能になります。イーサリアムは新たな金融プラットフォームと呼ばれることも多いですね。

まとめ

今回はイーサリアムとビットコインの共通点や違いについての解説をしました。

『ビットコイン』と違い、イーサリアムは単なる仮想通貨として理解されがちですが、実は『プラットフォーム』をつくるというプロジェクトのための『通貨』として利用されている側面が大きいです。

ビットコインは、新しい「決済システム」「通貨」として誕生しましたが、ビットコイン以降に生まれた仮想通貨に関しては、ビットコインにない新しい機能が追加され、他の目的を持ち合わせて誕生していることも多いです。

仮想通貨の価格は、その仮想通貨が作られる目的となったサービスなどが、どれだけ私たちの生活に実用的であり、価値を持っているかによって決まってきます。

仮想通貨投資を行う際には、該当する仮想通貨が作られた「目的」や、それが実現する「役割」などについても考えてみるのがおすすめです。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次